タブレットを沢山買ってきて。

前提。

メインの作画環境ではCintiq21UX(DTK)を使用。 それ以前はIntuos4を使用。

これまでに使ったタブレット類

無駄に買っている。

  • HP tx2505 - AMDのCPUを搭載。Wacom。256段かな? 1280 * 808。
  • Latitude 10 - 言わずと知れた新生Atomタブレット。Wacom。1024段。 1366 * 768。 10インチ。名機。
  • Surface Pro 2 - Wacom。i5。1024段。FullHD 11インチ。
  • SHARP PC-BM10 - 噂のあいつ。N-Trig(旧)。256段。FullHD 16インチ。

サイズ、方式、CPU。 それぞれバラバラのスペックだが絵を描くという意味では毎回同じ結論に達している。

「落書き、下書きまでならいける。ペン入れは厳しい。」

Wacom feel it

WACOMのfeel itテクノロジー搭載機は筆圧に関しては満足できるレベル。 だが10インチクラスのモニタで使うのは狭いし、Cintiqに比べカーソルの挙動が安定しないためストレスがたまる。 大抵の機種で、特定の場所で特定の方向にカーソルがぶれる癖がある。

N-Trig(旧)

N-Trig(旧)はカーソルのブレの無さはかなり満足できるレベルだが、筆圧に関してはいまいち。 また、フローティングした状態からペン先を接地した瞬間に若干カーソル位置がワープする挙動がある。 個体差なのかはわからないが地味にストレス。

N-Trig(新)

N-Trig(新)はフローティングカーソルの遅延と、ゆっくりと描画したときのブレが致命的。 なんで旧式のほうがフィーリングいいんだよっていうレベル。

そして

そして全方式に共通なのがCintiqでは感じない、ペンが邪魔という感覚。 Cintiqはペンの寝かせ方により、「ペン先の方向にカーソルが逃げる」安定した挙動をする。 だがタブレットPCに搭載された各方式ではキャリブレーションした方向にズレはするが、ペンの傾き方によってはペン軸側にカーソルがずれたりする。 これが邪魔という感覚につながっている模様。

まとめ。

どの欠点も気にならない人は気にならないのだろうし、拡大して描くなり、補正値を大きくするなどの工夫である程度補うこともできるだろう。 でも俺個人の感想としては先に述べたとおり。

だいぶ遠回りをしているが結局のところ絵を描くのであればCintiqなのだ。 CPUよりメモリより何より入力機器。これが大事。 i5を積んだfeel itタブレットと、Cintiqを搭載したAtomタブレットなら後者を選択するというぐらいには。そんなもんないが。

なので、ここまでいろいろなタブレットを買ったが、次に俺が買うとしたらCintiq Companionなのである。 Wacom+東芝の新方式もちょっと気になるけれど。

とはいえ出先でペン入れをするか?といわれればそんなことは今のところほとんどない。 温泉ネーム用がせいぜいなので、これまでのタブレットでもいいっちゃいいのだ。

経緯

「イオシスに電磁誘導ペンが使える16インチタブレットPCが大量入荷」
ペン付タブレット好きクラスタに衝撃が走った。 全然情報がない。正体がわからない。

じゃあ買うだろ。

ペン

搭載されているペンはN-Trig社製 DuoSense Pen 第一世代。

第二世代と異なり、

  • 電池を搭載していない
  • プラボディ
  • ペン先交換不可(おそらく)訂正。抜けました。部品が手に入れば交換できます。
  • ボタン1個

という仕様。 筆圧感知は256段。消しゴムはなし。

当初イオシス店頭で触った際、「N-Trigとは思えない」と感想を漏らしてしまったほど、 SurfacePro3やVAIOに搭載されたペンとは異なる。

SurfacePro3やVAIOで感じる「フローティング時のカーソルの遅れ」はあまり気にならない。 また、「ゆっくりと斜め線を引いた時のガタツキ」もほとんど発生しない。 世代の差か、16インチFullHDという余裕のある大きさのせいかは不明。

ガラス面の厚さが現行機に比べ厚く、調整後であっても脇から見た場合ペン先とカーソルの距離は遠い。 (これは私にとってはむしろ利点である)

MSペイントで描画テストをする限り最低感度はかなりソフトで、書き心地も悪くない。 しかしコミックスタジオなどで使用すると筆圧感知段数の低さのせいか、感触が悪い。 あまり筆圧に影響されないコミスタの「シャープペン」ツールなどであれば書き心地はいいといえるが、 これでペン入れができるかといわれればつらいものがある。

N-TrigのサイトよりWinTabドライバをダウンロードすればWinTab用ソフトも動くとのこと。 私の用途では必要ないのでいまのところ試していない。

その他特徴

モニタ脇に音量・ミュート・画面の明るさ調整のハードボタンがある。 モニタは最高光度でも明るすぎるとは感じない程度で、屋外ではまず使用できないと思われる。 (もっともバッテリーが完全に死亡しているため、そもそも屋外では使用できない。) 液晶の明るさは中古のため、個体差があるだろう。

キーボードはこの大きさだけに打鍵感のあるもの。ヤレがほとんどなく、あまり使われていなかったことが想像される。 モニターにも傷はまったくなかった。

注意点

  • リカバリーディスクは付属しない。購入時点でバックアップは必須。
  • Fnキーのドライバが入っていないため動作しない。訂正。効くキーと効かないキーがある?
  • バッテリーは完全に死亡している。まったく充電されない。
  • 4Kg。持ち歩きとか無理無理。

評価

3万円ならアリだろう。

PCとしての能力はいまとなっては型落ちスペックだが、困るほどの低スペックではない。 ペン能力も落書き、ネーム、下書きであればさほど問題はないと思う。

ただしTouchKeyがフル機能モードで使用できないため、何らかの左手デバイスは欲しくなる。

このPCをCintiq Companionの代わりに欲しいというならやめたほうがいい。筆圧のフィーリングが段違い。 あくまでもイラストレーション用PCではなく、ペンが使えるPC程度にとらえるべきである。 それでもまあ3万ならありだろう。

ところでカーソルフィーリングでいえば明らかに現行のSurfacePro3やVAIO TapよりPC-BM10のほうがいい。 なぜ旧機種のほうが快適感があるんだろうか。最近の機種は画面解像度よくばりすぎなのであろうか?

3DプリンタでLEDライト*クリップ

夜、ウォーキングやジョギングに出かける際、明るい服装や反射帯、LEDライト等持ち歩いてますか? なぜか真っ黒な服装で夜の闇に忍んでいる人も多いですが、自動車や自転車との衝突事故などを事前に防止する方策として「目立つ」のはとても大事です。 夜バイクに突っ込まれたことのある俺が言うのでたぶん確かです。

これまでいくつかの方法を試してきました。

第一弾: 自転車用LEDライト + リストバンド

手元にあった部材で構築できたのでお手軽。ぶらぶらするので正直邪魔。

第二段:ジェントス セーフティライト


用途専用品。腕に巻きつけるのでぶらつかないのが利点。 締め付け感がウザったいのと、明るすぎてつけてる自分がまぶしいという欠点あり。

第三弾:100均LEDライト + 3Dプリンタ製クリップ

今回作ったのがこれ。 ダイソーで買ってきた100円LEDライトにクリップを付けました。

ポイントはスライドロック式のLEDライトであることと、クリップが横向きについてること。

100均の小型LEDライトは「押しているあいだ光る」物が割と多く、ずっと光らせられないものが多いです。 ダイソーでたまたま見かけたこのライトはスライドスイッチなのでつけっぱなしにできます。

また、クリップを横向きに付けたことによりポケットにこのLEDライトを固定した際、光が足元を照らします。 クリップをライト方向と同一方向に付けた場合、ポケットに付けるとひかりは真横を指すことになり、効果が低減します。

構造的にはプリント効率と強度を考え2ピース構造。 LEDライト本体に固定するブラケット部分と、クリップ部分です。

ブラケットはLEDライトのキーチェーン接続ホールに差し込んだうえで、両面テープで固定。 ブラケット部分とクリップ部分は2mmx3mmのブロックでスナップオン+補助で両面テープ。 形状を追い込めば両面テープはいらなくなりそうですがそこまでする利点もないので妥協です。

クリップ部分は取り付け時に開くことが多くなるので、稼動方向に対し積層方向を横にとってあります。 積層方向に開くような動作を加えるとそこから剥離しやすくなりますので。

そんなわけで今回の「作ってみた」、LEDライトにクリップをつけてみた。でした。


3Dプリンタで使う「スティックのり」レビュー

UP!miniは造形物を出力するベッドに細かい穴が開いており、これに造形物が食い込むことで
下地処理なしで出力が行えるのが魅力の一つです。

ですが、実際使ってみるとラスト(土台)がベッドに食いつき過ぎて剥がすのが大変。
ベッドを外してこじれば外れるのですが、穴にフィラメントが残ったりします。面倒。

そんなわけで現在はベッドにカプトンテープを張り付け、そこにスティックのりを塗りつける運用を行っています。
のりを塗り忘れなければ、現状出力ミスは起きていません。

このスティックのりですが、使う製品により意外と使用感が違うのでまとめました。

アラビックヤマト 固形ヤマト YGシリーズ
現状ベスト。固定もきつすぎず、かといって造形中に剥がれることもなし。
TOMBO PiT Hi Power
NG。固く固着しすぎ、剥がすのにとても苦労する。カプトンテープごと剥がれる。
ダイソー スティックのり(100円で2本)
固形ヤマトに比べ少し強固に張り付きますが、十分剥がせるレベル。 なにか匂いがつけてあるのか、臭い。

現在のところお勧めは固形ヤマトYGシリーズです。

Amazon 3Dcreators社 1.75mm ABS(黒) 2,790円(送料無料)

10月7日現在、在庫なしで値段が上がっている。
2,790円ならありだが5,000円を超えるなら純正購入が吉。

■UP! miniで使用する場合の注意点

スプール軸径が小さく(31mm)、またスプールが分厚いため純正のスプールホルダーでは使用できない。
事前に31mm以下、長さ85mm以上のスプールホルダーを自作する必要がある。

また、UP! mini純正のABS出力温度(260℃)では温度が高すぎるようで、ラストやサポートが出力物に強力に固着してしまう。
かといってPLA温度(190℃)ではノズルが詰まることがある。
ABS出力温度で、全カバーを解放、ファンの風を当てることで多少改善する。
温度可変改造が望ましい。

■出力結果

スプール径が小さいせいか、時折まきが緩んでジャムりそうになることがある。

温度可変改造を施したうえで、230~240℃で印刷した場合、印刷結果は非常に良好。
2,790円で購入できるのであれば十分である。

■メモ

適合温度:230~240℃
印刷設定:ファスト~ファイン可
ノズルファイン:クローズ/オープンどちらでも可。
     オープンの方がサポートが剥がしやすい。

※底面積が多い場合一度捨てプリントをしてベッドを温めたほうがよい。

3Dプリンターで作るマウントアダプター

Xマウントのカメラはフランジバックが短いのでマウントアダプターがあればいろんなレンズが付けられます。

手元にMマウントのレンズが1個あります。マウントアダプターはありません。

なので作った!

AUTODesk123D DESIGNでこねこねして...

screen20140928.jpg出力ポン!

IMG_2437.JPG3Dプリンタは家庭用でも縦方向の高さ精度はわりと高いのできちんとはまりました。

ちゃんと撮れる!が、長さ方向の設計を間違えてるらしく、本来のレンズ性能よりもやたらと寄れるレンズになりました。(逆に無限遠でない)

DSCF2936.jpgロック機能等の実装は難しいですが、わりと使えるものが作れました。

UP! miniを改造して温度変更できるようにしてみた

3Dプリンター「UP!mini」は完成品で販売され、ほぼ設定もなくそのまま出力ができる便利な3Dプリンターです。
環境設定やら調整やらに頭を使わず造形に集中できるのが魅力です。


ですが、あまりに設定できる項目がすくなく、フィラメントの溶解温度も変更することができません。
純正フィラメントを使う分には問題ないのですが、Amazonなどで売っているお安いフィラメントなどを使用しようとした場合、UP!miniの溶解温度が高温(260度。他社製は230度前後が多い)ということもあり、不都合が発生します。
具体的に発生した不都合として、ラフトやサポートと造形物本体が強固に結合しすぎてはがせない、印刷時に臭いなどです。

純正フィラメントを使い続けるなら構わないのですが、お安いフィラメントや、純正にはない特性をもったフィラメントを使用したい。
すごくしたい。

じゃあ改造だ。

わりと「3Dプリンタを買う」こと自体を目的に3Dプリンタを買ったわけですが、
テストや学習も兼ねてちょこちょこと物を作ってきたのでまとめてみました。
ほかにもこまごま作ってますが代表的なものを紹介。

iPhoneの充電器を持ち歩く時用アイテム

iPhoneの充電器を持ち歩く際に、端子を保護したり、端子で別の物を傷つけるのを防ぎます。
同時にケーブルもまとめられるツール。

充電器の角のRを合わせてあるので見た目にまとまり感が出せたかな、と。
端子を挿した先には軽いでっぱりがあり、カチっと小気味よく充電器がロックされます。

コンビニ袋フック

PCデスクの端っこに設置する、コンビニ袋固定用フック。 100均一で売ってそう。写真なし。

充電ケーブル用マグネットフック

充電ケーブルのコネクタあたりにマグネットを固定するフック。
充電しないときにケーブルをPC側面などに貼り付けられる。

ヘッドホンフック

無印良品のCDラックにフィットするヘッドホンフック。
ぴったりフィット。

Cintiq 21UX用キーボードスタンド

21UXの上部にキーボードを固定するためのスタンド。
キーボード側につけた磁石と21UX側につけた磁石で結合する。

キーボード側への磁石取り付けは両面テープでは力不足だったのでグル―ガンで。

コーヒーメーカーの修理

折れてしまったコーヒーメーカーの給水蓋関節用パーツ。
メーカーズってかんじ。


全体的に「それ10万の機械買ってまで作るものか?」という雰囲気ぷんぷんではありますが、面白いのでアリです。
フィギュアなどを作るなら出力屋さん(DMMとか)にお願いするのでいいかもしれませんが、実用小物はトライ&エラーが必要なので
手元に3Dプリンタがあるといいですね。

いろんな無茶をやってのけるディアゴスティーニにからついに「週刊マイ3Dプリンター」が発表されました。
55週間、創刊号999円 以降毎週1,998円で3Dプリンタが作れます。
合計108,891円であなたの家にも3Dプリンタが!
1年間少しずつ学習しながら3Dプリンタを組み立てるのが楽しみな人にはいいのかもしれません。
出力ができるの1年後ですけど。

写真を見る限り、たぶんディアゴスティーニの3DプリンタはBONSAI mini BS01のOEMです。
外側のフレームは合板からアクリルに変更されていますが。

BS01はPLAモデルなら89,800円、ABSモデルでも99,800円で購入できます。(両方とも組み立てキット。完成品は+10,000円)


現在10万前後で購入できる3Dプリンタは上記のBS01の他、da Vinci 1.0、UP! mini(俺がかったのはこれ)などいろいろあるので、合計金額だけでディアゴスティーニに飛びつくのはお勧めできません。

開封・設置

お盆休みを挟んで納品まで1週間。
UP!miniが届きました。

細かい開封の儀はスキップ。
本体、電源以外の付属品は日本語マニュアル、USBケーブル、皮手袋、スクレーパー、ペンチ、替え刃式の彫刻刀?、ABSフィラメント(700g)など。
今回はセール中でPLAフィラメント(1kg)がサービスで付いてきました。


PCを持っていれば別に用意しなければいけないものはありません。親切。
ただ、付属の皮手袋は染めが中国クオリティで猛烈に色移りするため買い替えます。

付属品等については販売店によって違いがある可能性があります。
上記の付属品はPP3DP代理店のサンステラさんから購入した場合のものです。


設置はマニュアルにしたがって行いますが、日本語マニュアルと英語マニュアル双方を参照したほうがわかりやすいです。

気を付ける点は中に入っている緩衝クッションを外す際。
とがっている部品もあるので気を付けること。また、スポンジを外す際、テーブルは上に移動できるので無理にスポンジを引っ張らないこと。

Windows 8/8.1を使っている場合ドライバのインストールがちょいと面倒。
サポートページの手順はWindows8向けで、8.1では少し異なるので注意が必要です。
署名のないドライバをインストールする準備をしてから、ソフトウェアのインストールを行います。

あとの設置はマニュアルに書いてある通りの操作で問題ありません。

初めての出力、の前にソフトウェア選定とモデリング。

UP! miniには出力に必要なものがほぼ一式入っていますが、モデリングを行うソフトは含まれていません。
このため、別途3Dモデリングソフトが必須。

なにを使ったらいいかさっぱりわかりませんので、とりあえず検索して出てきた「AutoDesk 123D Design」を使ってみます。
無料で使えるソフトウェアですが、簡単なものなら十分にモデリングできます。
ソフトとモデリングについてはまた後日。

とりあえずさささーっとモデリングしてSTL形式で保存。

出力開始

続けてUP! miniの制御ソフトである「UP!」を起動し、初期設定を行います。ちょっと面倒。

最初にやるのは「プリンタの初期化」。
これ、毎回必要です。この操作を行う前は何の操作もできないので注意。
これを実行するとプリンタが動きだし、既定の位置にヘッダなどが移動します。

続けて初回のみ(贅沢言うなら毎回)設定する必要があるのがベッド(テーブル)の高さの調整。
ベッドとノズルの間が0.2mmになるようにポチポチ調整します。めんどくせ。
厳密に調整する際はベッド(テーブル)の各すみっこ毎に調整をするようですが、今回はとりあえず
センターのみ調整してみました。

とりあえずここまで設定したら出力開始です。印刷ボタンぽちっとな。

出力


待つこと数分。てーてってれー!
出力されました。

ベッドからセルボードを取出し、造形物を引きはがします。
セルボードを軽くひねってやるとべりべり剥がせます。
強固にくっついちゃった場合はヘラで引っぺがします。

123Dで作ったデータにはない構造が出力されてます。
これは印刷の際、ベッドから造形物が剥がれたりしないようにプリンタが出力した「ラフト」と呼ばれる構造体です。
ラフトを造形物から引きはがす際も基本的に手で引っぺがすことができます。
場合によっては勢いよく剥がしたりすると本来の造形物側から一部もげたりするので慎重に。
どうしてもうまくはがれないときはカッター等で切り離します。

面白味も何もない形状ですが、確かに画面で作ったデータそのままの立体物が手元にあるというのは面白い体験です。

ちなみにこれ、壁掛けCDラックにぴったりはまるヘッドフォン用フックでした。どぴったり。