噂の超重量タブレットPC・PC-BM10(TeleOffice A4スーパータブレットPC)を買ってみた

経緯

「イオシスに電磁誘導ペンが使える16インチタブレットPCが大量入荷」
ペン付タブレット好きクラスタに衝撃が走った。 全然情報がない。正体がわからない。

じゃあ買うだろ。

ペン

搭載されているペンはN-Trig社製 DuoSense Pen 第一世代。

第二世代と異なり、

  • 電池を搭載していない
  • プラボディ
  • ペン先交換不可(おそらく)訂正。抜けました。部品が手に入れば交換できます。
  • ボタン1個

という仕様。 筆圧感知は256段。消しゴムはなし。

当初イオシス店頭で触った際、「N-Trigとは思えない」と感想を漏らしてしまったほど、 SurfacePro3やVAIOに搭載されたペンとは異なる。

SurfacePro3やVAIOで感じる「フローティング時のカーソルの遅れ」はあまり気にならない。 また、「ゆっくりと斜め線を引いた時のガタツキ」もほとんど発生しない。 世代の差か、16インチFullHDという余裕のある大きさのせいかは不明。

ガラス面の厚さが現行機に比べ厚く、調整後であっても脇から見た場合ペン先とカーソルの距離は遠い。 (これは私にとってはむしろ利点である)

MSペイントで描画テストをする限り最低感度はかなりソフトで、書き心地も悪くない。 しかしコミックスタジオなどで使用すると筆圧感知段数の低さのせいか、感触が悪い。 あまり筆圧に影響されないコミスタの「シャープペン」ツールなどであれば書き心地はいいといえるが、 これでペン入れができるかといわれればつらいものがある。

N-TrigのサイトよりWinTabドライバをダウンロードすればWinTab用ソフトも動くとのこと。 私の用途では必要ないのでいまのところ試していない。

その他特徴

モニタ脇に音量・ミュート・画面の明るさ調整のハードボタンがある。 モニタは最高光度でも明るすぎるとは感じない程度で、屋外ではまず使用できないと思われる。 (もっともバッテリーが完全に死亡しているため、そもそも屋外では使用できない。) 液晶の明るさは中古のため、個体差があるだろう。

キーボードはこの大きさだけに打鍵感のあるもの。ヤレがほとんどなく、あまり使われていなかったことが想像される。 モニターにも傷はまったくなかった。

注意点

  • リカバリーディスクは付属しない。購入時点でバックアップは必須。
  • Fnキーのドライバが入っていないため動作しない。訂正。効くキーと効かないキーがある?
  • バッテリーは完全に死亡している。まったく充電されない。
  • 4Kg。持ち歩きとか無理無理。

評価

3万円ならアリだろう。

PCとしての能力はいまとなっては型落ちスペックだが、困るほどの低スペックではない。 ペン能力も落書き、ネーム、下書きであればさほど問題はないと思う。

ただしTouchKeyがフル機能モードで使用できないため、何らかの左手デバイスは欲しくなる。

このPCをCintiq Companionの代わりに欲しいというならやめたほうがいい。筆圧のフィーリングが段違い。 あくまでもイラストレーション用PCではなく、ペンが使えるPC程度にとらえるべきである。 それでもまあ3万ならありだろう。

ところでカーソルフィーリングでいえば明らかに現行のSurfacePro3やVAIO TapよりPC-BM10のほうがいい。 なぜ旧機種のほうが快適感があるんだろうか。最近の機種は画面解像度よくばりすぎなのであろうか?